研究課題
若手研究
局在表面プラズモン共鳴(LSPR)を起こす金ナノドットによりタンパク質を高感度に検出できる。高感度化の理由は、ドット表面にあるナノスパイク構造の光誘起力により、タンパク質をドット表面に強く引き付けるためと予測される。本研究では、大面積の金ナノドットを有するLSPRチップの製造法を確立し、原子間力顕微を用いたフォースカーブ測定などにより、この予測を実証する。さらに、複数のタンパク質を同時に検出できるLSPRチップを用いることで、非標識かつハイスループットなスクリーニングを可能にする解析システムを開発し、ウイルス感染症や生活習慣病、難治性疾患等における迅速な治療薬探索技術を実現する。