研究課題
若手研究
ガスタービンの経験則的開発からの脱却のため,微粒化制御技術の確立が求められている.GT噴射弁から噴射された液膜は気流で挟み込まれ微粒化され,気流の噴射角制御により作られた旋回効果は噴霧特性に強く影響を及ぼす.しかし,気流の噴射角度とその旋回効果が気液界面で働く不安定性にどのように作用し,液膜の三次元流動が作り出されるのか,そうした三次元流動がどのように噴霧特性に寄与するのか明らかにされていない.本研究では,気流の噴射角度を制御して,液膜スパン方向速度成分を持った気流を液膜流に作用させ,液膜変形挙動のうち液膜流の縦・横振動特性に及ぼす影響を明らかにして,各振動特性を定式化することを目的とする.