研究課題
若手研究
小型マルチロータ機による物資輸送や探査活動が期待され,よりマルチロータ機を活用する為に飛行時の騒音抑制と,飛行時間の延長が求められている.本研究では,小型マルチロータ機等の小型無人航空機に用いるロータの性能を向上させるため,形状設計により小型ロータの騒音抑制とホバー性能の向上を目指す.小型ロータ周り流れは粘性の影響が強く出る低レイノルズ数領域と位置づけられ,有人ヘリコプタのロータ周りと流れ場の様子が異なることが知られている.そこで,ロータブレードの翼型に対するロータホバー性能の感度評価と,生物模倣による表面への突起の付加による騒音抑制評価を行い,先述した運用課題を解決する小型ロータを開発する.