複雑流動の定量可視化計測による廃熱利用スマート流体システムの開発

• 研究課題/領域番号: 24K17208
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分19010:流体工学関連
• 研究機関: 中央大学
• 研究代表者: 石井 慶子 中央大学, 理工学部, 准教授 (80803527)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 流れの可視化 / 温度速度同時計測 / 温度場計測 / 複雑流体

研究開始時の研究の概要

磁性流体は磁場により強固な詰まりが発生する．固液混相の不透明流体であることから，詳細な流れ場が把握できず，実用化に至っていない．本研究は，従来の磁性流体制御の問題を解決する『マイクロカプセル型多機能性流体』を開発し，これを内蔵した電源フリーの循環式エネルギー輸送デバイスを開発する．従来の磁性流体，相変化エマルジョンなどの機能性流体は，熱伝導率が低く可燃性がある等の問題があった．これらの物質を，固体カプセルの中に封入することで，高熱伝導率の流体に分散させることを叶える．申請者独自の熱流動場定量可視化計測技術を使い，流れ場を把握しながら，多機能性を持つ省エネルギースマート流体システムを達成する．