回路近傍における伝導と放射現象の分離解析技術の開発と放射ノイズメカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 24K17327
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
• 研究機関: 大阪工業大学
• 研究代表者: 神野 崇馬 大阪工業大学, 工学部, 講師 (70885508)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
• キーワード: 電磁ポテンシャル / 電磁ノイズ / 放射 / 伝導 / 電磁回路

研究開始時の研究の概要

本研究は、電気・電子機器から生じる電磁ノイズの発生メカニズムを明らかにするために電気回路の内部を流れる伝導現象と外部へと飛んでいく放射現象を同時に定量化するための電磁回路理論の構築を目指す。具体的には、回路に信号を入力した直後から、回路内を伝播する「伝導」状態から、空間に放射される「放射」状態へと遷移する過程を詳細に解析する。加えて、回路の形状（例えば、配線の曲率）が電磁ノイズの放射に与える影響について、数値計算と実験から検討を行う。これらの研究を遂行することにより、電磁ノイズの発生および放射のメカニズムを物理法則に基づいて解明し、新たな電磁回路理論の構築を目指す。