研究課題
若手研究
本研究では,建物形状を含む詳細都市地形データを用い,計算負荷を抑えつつも高精度な浸水モデルの改良・高度化を行う.具体的には,格子内で建物を表現する市街地浸水サブグリッドモデルの高度化として,質量保存則における建物体積の考慮や運動量保存則内で建物群周りの乱流によるエネルギー散逸過程のモデル化を行う.開発したモデルは理想化数値実験における非静水圧モデルや直接数値計算による結果や浸水実験の結果との比較により,浸水深や浸水範囲だけでなく流速,運動量フラックス等の検証を行う.