研究課題
若手研究
藻類ベース泥燃料電池はCO2を吸収する発電技術と定義されているが、藻類の死骸がCO2に戻ることから実質的なネガティブエミッションには至っていない。本研究では、発電時に形成される電場内で物質(イオン)が移動する燃料電池固有の特性を利用して、(1)藻類の培養及び(2)藻類の死骸の隔離を実現するシステムを構築する。界内のイオン(栄養塩)を利用した藻類の培養は、人為的な介入を必要とせず持続的なCO2吸収を可能にする。本技術は藻類を介してCO2を吸収する沿岸域のブルーカーボン生態系を造成するための基盤技術となる。