In-situバイオ炭吸着による熱分解凝縮液の高速嫌気性処理プロセスの創出

• 研究課題/領域番号: 24K17385
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分22060:土木環境システム関連
• 研究機関: 国立研究開発法人国立環境研究所
• 研究代表者: 呉 江 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環領域, 特別研究員 (30896288)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 嫌気性処理 / 水熱分解処理凝縮液 / フェノール / シアン化合物 / In-situバイオチャー吸着

研究開始時の研究の概要

本研究では、循環資源である熱分解バイオ炭を利活用し、同プロセスから発生するタール廃液の減量化を支援する持続可能な嫌気性処理手法を創出する。籾殻バイオチャーが同タールの嫌気性処理液に残存した芳香族化合物に対して示す吸着性に着目し、UASB処理-「In-situバイオチャーフィルター」を組み合わせる革新的な処理プロセスを開発することを図る。これは、タール廃液のエネルギー化かつ持続可能な高速処理体制を構築することに寄与する。フェノール・シアン化物の「二重毒性ストレス」下のメタン生成経路の解明によって、微生物群集が阻害成分の代謝挙動メカニズムを把握し、これは提案された新規プロセスの適性制御に役立つ。