研究課題
若手研究
中低層建築物における屋外鉄骨階段は、一般に利用者の人体寸法だけでなく、意匠性、居住性、耐久性等に配慮した設計がなされている。また、災害時には避難経路として機能することが求められる。特に、地震時には構造躯体に生ずる層間変形によって階段が損傷し、避難経路としての機能を失うことがあってはならない。本研究では、屋外鉄骨階段を対象とした構造実験を行い、地震時の層間変形に対する追従性能および損傷状態を確認する。また、昇降時の安定性や手すりの残存耐力を定量的に評価し、地震後の継続使用性を総合的に把握することが本研究の目的である。