研究課題
若手研究
より快適な移動を目指して,歩道の整備などの設計や情報の提供を通じた歩行者交通の動的制御と,そのフレームワークの提案が試みられつつある.しかしながら,こうした制御の対象は混雑解消かつ自動車交通であり,歩行者交通およびそれにおける賑わいという言葉に代表される混雑の正の外部性を制御し,評価するフレームワークは発展の途にあり,新たな制御システムを考案する必要がある.本研究では,位置データから歩行者流と滞在量を明らかにし,データをシグナルとする都市空間上の歩行者に対する動的制御システムを構築し,新たな都市設計評価フレームワークを提案すること,実務設計を視野に入れた最適制御探索手法を開発することを目指す.