研究課題
若手研究
昨今、図書館は単に読書しながら快適に滞在できる場所ではなく、本や情報をきっかけに人びとが集い、交流し、社会活動を行うコミュニティ施設に変化している。しかし、建築計画学では人びとの居場所となる図書館の建築的要因について解明できいない点が多く、コミュニティ志向へ変化する図書館の今日的な役割を実現するための計画論の検討が必要である。本研究では、図書館を人びとが集い、交流する地域コミュニティの活動拠点として捉え、国内外の事例分析(行政直営と私設図書館)から、図書館の中で展開されているコミュニティ活動の実態を明らかにし、それを実現している空間・運営を解明する。