近年,大規模災害が続く中で,今後も予測される災害に向けて防災意識が高まっている。その中で,地域防災力の強化や,安全・安心な地域社会の形成のために各自治体には消防団が配置されている。地域防災体制の確立を図るためには,各消防団と地域コミュニティとの連携は重要である。そこで,立地特性による地域差や自治体規模による消防団の活動内容の差異について着目し,地域特性に応じた防災計画さらには,防災ネットワークの構築について考察し,平常時から災害時にも有効な防災エリアマネジメントの方法論に関する指針を明らかにすることを大きな目的とする。
|