研究課題/領域番号 |
24K17428
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
樋口 諒 名古屋大学, 高等研究院(文), 特任助教 (70827196)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 建設技術 / 教会堂 / 工匠 / 寸法体系 / ビザンティン建築 |
研究開始時の研究の概要 |
ビザンティン帝国史には、初期(7世紀まで)と中・後期(8世紀以降)の間に断絶がある。この時期に建築活動の担い手は建築家から経験則に基づく工匠へと移行した。本研究は史料のない初期から中期への社会的変遷を明らかにする鍵として建築に着目するものであり、特に工匠たちの経験的知見において最も基礎的な要素である寸法体系を取り上げる。中期以降の寸法体系の実態が精査されてこなかった地方部において、首都と相異なる関係性を有していたギリシャ南部ラコニア地方のイティロンとラケダイモンの二地域の教会堂を実測し、地方部と首都の寸法体系を比較・検討することで、帝国全土の尺度を体系的に明らかにすることを目論む。
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