研究課題
若手研究
ものづくりにおけるアルミニウム合金の利用は,軽量かつ耐久性が高くリサイクル可能であることにより,二酸化炭素の排出量が削減されエネルギー効率が向上することから注目されている.しかしながらアルミニウム合金を用いたモノづくりでは,熱加工の難しさが課題となっており,実現象の可視化と分析が重要になる.本研究では,船舶海洋分野におけるアルミニウム合金の持続的な利用促進と高精度な製造を目指し,力学状態の評価と予測のための熱弾塑性場デジタルツインシステムの開発を行う.そして開発システムを基に高精度なデジタルツインデータから,詳細な材料特性を考慮した実大構造物のアルミニウム合金溶接力学解析を達成する.