水中音響高速移動体通信における時変動性マルチパス環境に対応する信号処理技術の研究

• 研究課題/領域番号: 24K17462
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分24020:船舶海洋工学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人海洋研究開発機構
• 研究代表者: 樹田 行弘 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 技術開発部, 技術主任 (60725646)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 水中音響 / 無線通信 / スパース正則化 / 適応アルゴリズム / アレイ信号処理

研究開始時の研究の概要

水中音響通信は海中における唯一の実用的な無線通信手段であり，高速に移動する海中ロボット等との通信が成立すれば，広大な海洋をより効率的に調査できると期待される．一方で，水中音響通信では，様々な方位から時変動する干渉波が疎に記録されることで，干渉が生じる問題がある．本研究では，アレイ信号処理およびスパース正則化を時変動性に強い判定帰還型等化器(DFE)に適用することで，時変動する長大なマルチパス干渉に対応する通信信号処理手法を検討する．シミュレーションおよび実験データを用いて，従来手法との比較を行うことで，提案信号処理法の有効性を評価する．