研究課題
若手研究
産業界の安全性向上により,若年者が事故・トラブル等の失敗を体験し,事故防止技術を学ぶ機会が減少している。産業現場では従前より事故事例を題材とした教育が実施されてきたが,行動変容や類似事故の再発防止に至っていないケースも散見される。本研究では,社会科学の分野で確立されている経験学習の理論を応用し,他人の失敗経験である事故事例を活用して学習(自己反省や事故防止策の立案,行動変容)するプロセスを解明する。また,この学習プロセスを促す安全教育の試行プログラムを作成し,産業現場で使用可能な教育手法を開発する。