研究課題
若手研究
より少ない燃料で発電可能なガスタービンの開発のための新材料として1990年代にニオブシリサイド基合金が考案されたが、「何が高温力学特性向上に寄与するのか」は未だに不明である。合金の高温強度はその組織に大きく依存するが、ニオブシリサイド基合金は組織の改変・制御ができず、実用化条件を満たすための改善策は未だない。本研究では、組織改変・制御に有効な新元素を発見し、その高温強度への影響と変形進行メカニズムを明らかにすることを目的とする。本研究で得られる結果を生かし、実用材としての要求を満たす新しいニオブシリサイド基合金の設計指針の確立を目指す。