研究課題
若手研究
β-Ti合金は高融点、低比重でありながら高温での比強度(強度/密度)が低いことが課題であった。本研究では、β-Ti合金のヤング率向上による高比強度化に着目し、β-Ti合金に高ヤング率を有する元素(Mo)の添加および高剛性相(TiC)の複合化により、高温高比強度を有するβ-Ti基合金の開発を目的とする。本合金の開発目標はジェットエンジンの低圧タービン材として実用化されているTiAl基合金以上の高温比強度であり、達成されれば、航空宇宙産業をはじめとする新規ジェットエンジンや次世代ガスタービンへの適用が期待される。