研究課題
若手研究
管型反応器に機能性表面を有する微粒子を充填した粒子充填層反応器(Packed-bed reactor)は、高い比表面積、低い操作コストなどの利点を有するが、圧力損失が極めて高く、目的反応を進行させるためのエネルギーロスが大きな課題である。機能性表面を維持したまま圧力損失の低減を達成できる充填粒子として、表面に凹凸を有する粒子を検討する。本粒子であれば、反応器内に密に充填した場合でも大きな粒子間隙が形成される。この粒子間隙は、流体の通り道となることで反応器全体の圧力損失を低減させることに加え、微小反応場としても工学利用可能となり、反応率の向上も期待できる。