金属-強誘電体薄膜-金属接合系に発現するエネルギー準位変化効果の解明

• 研究課題/領域番号: 24K17616
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分29020:薄膜および表面界面物性関連
• 研究機関: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
• 研究代表者: 押目 典宏 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光量子科学研究所 放射光科学研究センター, 主任研究員 (70842144)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 界面電子構造 / ナノ結晶 / 強誘電体薄膜

研究開始時の研究の概要

薄膜電子材料である金属-強誘電体薄膜-金属接合系において、接合に由来する電子バンドのエネルギー準位変化(バンドアライメント)がもたらす材料機能を理解するために、当該接合における埋もれた電子構造及び局所構造について系統解析を行う。
本研究では、金属-強誘電体薄膜-金属接合に放射光硬X線をプローブとした最新の光電子分光法及び回折イメージング法を適用し、金属-強誘電体薄膜-金属接合のバンドアライメントが強誘電体薄膜層の電子バンドプロファイルへ及ぼす影響を電子構造及び局所構造から明らかにする。
本研究遂行により、界面電子構造が機能する電子材料及び量子材料について新たな設計指針を示す。