研究課題
若手研究
遷移状態分光は、ストロボ光を用いて連続写真を撮影する様に、閃光時間が5フェムト秒(fs:10-15秒)のパルス光をストロボ光に用いて分子振動スペクトルを数フェムト秒間隔で計測し、反応に伴う結合解離・生成過程を可視化する手法である。本研究では、以下2種類の5-fs光発生技術を確立し、波長可変励起-超広帯域検出-遷移状態分光法を開発する。1:任意の化学種のみを選択的に電子励起可能な“波長可変(スペクトル整形)-紫外・可視5-fs励起光”2:紫外~近赤外域における任意の波長域の“超広帯域5-fs検出光”