研究課題
若手研究
本研究では、光および電位応答性部位を付与した多重外場応答性金属錯体を構築する。この錯体への光および電位印加によりイオン伝導度への協奏的作用を誘起し、トランジスタに匹敵する10^6のイオン伝導度のオン・オフ比を実現する。さらに、外場印加下の結晶構造変化やイオンの易動度、キャリア密度変化を追跡してイオン伝導度スイッチングの機構を解明する。本研究を契機として、イオン伝導度スイッチング材料の設計指針を確立し、イオンを媒体とした新規素子開発へ展開する。