研究課題
若手研究
小さなチップ上(オンチップ)で細胞培養して生体臓器を模した臓器チップが、生命現象の解析に適した環境として近年脚光を浴びている。チップ上の細胞の代謝を測るために、応答速度に優れた酵素センサを使う手法が提案されているが、酵素の失活に伴うセンサ寿命の短さが課題である。長期的な細胞計測を達成するには、オンチップで如何にして、失活した酵素をセンサから脱着して交換できるかが鍵となる。そこで本研究では、磁力に基づいて電極に修飾でき、オンチップで交換できる酵素素子を開発する。