研究課題
若手研究
フッ化物電池は現行のリチウム電池を凌駕するエネルギー密度を持つと期待されている。しかし、正極活物質のフッ化物イオン伝導度が小さいことに由来する複数の課題があり、高いフッ化物イオン伝導度を示す活物質の開発が望まれている。研究代表者は、複数のフッ化物からなる化合物(複塩)を用いることで、室温で0.1mS/cmのイオン伝導度を示す材料を実現している。本研究では、高イオン伝導性のフッ化物複塩の正極活物質として利用可能性を探求し、500mAh/g以上の充放電容量を示す材料を開発する。また充放電メカニズムの解析により、高性能な活物質の創出の指針を構築する。