研究課題
若手研究
カテコール類は生体内で細胞傷害性のROS (活性酸素種) を産生することから、抗がん物質 として期待されている。また神経伝達物質 (ドパミン) もカテコール構造を有することから、 パーキンソン病の治療薬としても重要である。近年、正常細胞への副作用を避ける目的で、 カテコール類のプロドラッグ化が盛んに研究されているが適用可能な化合物は限定されていた。本研究では 第一に多様なカテコール類に適用できる汎用性の高いプロドラッグの開発を、第二にアルブミンを輸送体として用いた生体内カテコール合成による疾患の治療を目的とする。