Cytosolでの有用物質生産のための酵母エンジニアリングと高級アルコール生産への展開

• 研究課題/領域番号: 24K17824
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分38020:応用微生物学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 三ツ井 良輔 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 特別研究員 (30963102)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 出芽酵母 / サイトゾル / 代謝工学 / アセチルCoA / 高級アルコール

研究開始時の研究の概要

真核細胞である出芽酵母の代謝経路や細胞内代謝物は、オルガネラによって区画化されている。そのため、原核細胞と比較して、出芽酵母の代謝改変においては有用物質の合成に必要な中間代謝物の利用が制限される場合がある。本研究では、サイトゾルからオルガネラへのアセチルCoAの輸送抑制および新たなアセチルCoA供給経路の構築によって出芽酵母のサイトゾルアセチルCoA量増加を目指す。そして、豊富なアセチルCoAを利用した高級アルコールの生産を試みる。本研究では、サイトゾルでのアセチルCoA量の乏しさという、出芽酵母の代謝工学における課題に有効な解決策を示し、有用物質の生産性向上を実証することを目的とする。