研究課題
若手研究
核内受容体の一つである芳香族炭化水素受容体(AhR)は、ダイオキシンの受容体として知られる。そのAhRの活性化が、T細胞サブセットであるTh17細胞などの分化に関与すると報告されているが、申請者が薬用植物セージからAhRリガンドとして単離したジテルペノイドが、その構造が類似しているにも関わらず、IL-17遺伝子の発現量を増加、ないしは減少させた。そこで、本研究では、化合物によって真逆のTh17細胞分化誘導効果を示す理由を化合物構造の観点から解明する。