研究開始時の研究の概要 |
アフラトキシン (AF) は一部のAspergillus属真菌により農産物中に産生される極めて強力な発がん性かび毒であり, 食品衛生上の危害要因である. 地球温暖化に伴い汚染域の拡大が確実視され, 国内圃場に適したAF汚染低減法の開発が急務となっている. 本研究では, AF産生真菌の目視検出法と, 限界希釈によるバクテリアライブラリーの作製法を組み合わせた簡便かつ探索範囲の広いスクリーニング法を開発・利用し, AF低減作用を有する細菌を選抜する. 見出した細菌について, AF低減作用メカニズムを明らかにし, AF汚染防除法開発に繋げることを目的とする.
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