研究課題
若手研究
食物アレルギー発症の原因は本来無害な食物抗原に対する免疫の過剰応答であるため、病態形成における免疫系の解析が盛んに行われてきた。しかしながら現在に至っても根治に至るような治療法は存在せず、さらなる病態メカニズムの解明が望まれる。近年、感染症やがん、自己免疫疾患などの病態形成における神経と免疫の相互作用の重要性が報告されている。そこで本研究は食物アレルギー病態について神経-免疫相互作用を解析することで、従来よりも統合的な病態形成機構の理解を試みる。この研究によってアレルギー病態における神経系と免疫系の相関が明らかになることで、免疫関連疾患の病態形成機構に新たな知見をもたらすことが期待される。