研究課題
若手研究
群落ガス交換は環境条件がダイズ生育に影響する過程を追跡するための指標として極めて有用であるであるが、複雑な群落構造を持つダイズ群落においては、群落構造が熱収支モデルの安定性や群落ガス交換に与える影響を考慮する必要がある。本研究では、ダイズの群落構造とその変化が群落ガス交換に与える影響を解析したうえでモデルを補正することで、頑健性の高い圃場条件下での群落ガス交換センシング手法の開発を目指す。本課題の達成は、将来的に圃場での環境条件の変化によるダイズ生育低下の瞬時の検出・予測を実現し、微気象の変化や水分状態の悪化に伴う生育低下の解消につながるものと期待される。