研究課題
若手研究
アブラムシは日長への反応である光周性によって季節的に胎生単為生殖と卵生両性生殖を切り替える。この制御には短日下で幼若ホルモン量が低下することが関与する。アブラムシでは、光周性における日長測定に約24時間周期の体内時計である概日時計が関与するという仮説と、概日時計とは別の砂時計型の機構で日長を測るという仮説が存在し、決着がついていない。本研究では、ゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いて、アブラムシの時計遺伝子が光周測時機構を支配しているかを明らかにする。