最も多様なアリ，ウロコアリ属の比較研究から迫る，社会生活史戦略の多様化メカニズム

• 研究課題/領域番号: 24K17904
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分39050:昆虫科学関連
• 研究機関: 沖縄科学技術大学院大学
• 研究代表者: 水野 理央 沖縄科学技術大学院大学, 生物多様性・複雑性研究ユニット, ポストドクトラルスカラー (20993124)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 社会性昆虫 / 生活史 / 行動 / 進化 / 罠型顎

研究開始時の研究の概要

アリ科ウロコアリ属は全世界の暖かい地域に分布し，800種以上を含む極めて多様性の高い属である。その半数以上の種は罠型顎と呼ばれる，極めて高速で閉鎖することができる特殊な大顎を持っており，また過去の研究からこの罠型顎は複数回独立に進化したことが示唆されている。本研究では，世界各地でこのウロコアリ類を採集し，その行動や社会構造などの生活史を比較することで，この罠型顎の獲得がもたらした進化の歴史に迫る。