森林流域の融雪出水特性の解明: 統計とプロセス解析から気象×地質の交互作用を紐解く

• 研究課題/領域番号: 24K17927
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分40010:森林科学関連
• 研究機関: 地方独立行政法人北海道立総合研究機構
• 研究代表者: 荒田 洋平 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林業試験場, 研究職員 (20985501)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 森林水文 / 積雪寒冷地 / 融雪出水特性 / 流域特性 / 統計解析

研究開始時の研究の概要

気候変動下において北海道などの積雪寒冷地における融雪出水特性（量、継続時間、タイミングなど）の変化が予想され、健全な水資源・生態系管理に向けた知見の蓄積が急務となっている。本研究では、流域水貯留に重要な地質に着目し、複数流域の現地観測を基盤に統計とプロセスの解析から流域間での融雪出水特性のばらつきとその要因を明らかにする。これにより、気象要因の影響を受けやすい流域特性を検討することで、水源適地の選定や出水撹乱時の生物避難所の推定などへ活用可能な科学的知見を提供する。