糖質加水分解酵素ファミリー131酵素が木材腐朽時に果たす役割の解明

• 研究課題/領域番号: 24K17938
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分40020:木質科学関連
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 小嶋 由香 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 産学官連携研究員 (10848617)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: GH131 / LPMO / セルラーゼ / 酸化還元酵素 / 木材腐朽

研究開始時の研究の概要

糖質加水分解酵素ファミリー131酵素（GH131）は木材腐朽プロセスにおいて重要な酵素の一つである。発見以来GH131は加水分解酵素であると認識されてきたが、その機能には疑義が呈されており、木材腐朽における役割についても不明である。申請者は、GH131の末端に酸化還元酵素にしか付加していない新規のセルロース結合ドメインが付加していることから、GH131は加水分解酵素ではなく酸化還元酵素であり、他の酸化還元酵素と協調的に働くことで木材細胞壁を分解しているという仮説をたてた。本研究では、この仮説に基づきGH131の機能を調査することで、GH131の木材腐朽における役割を解明する。