研究課題
若手研究
重度換気不全の治療のため、医学領域においてECMOが用いられている。 小動物臨床において、急性呼吸促迫症候群(ARDS)などの重度呼吸不全の予後は非常に悪く、ECMOの必要性が増してきているが、臨床応用に向けては課題が多い。申請者らは小動物臨床におけるECMOの普及のための解決策として、既存の人工透析回路に人工肺を組み込むことでECMO機能を付与させたハイブリッド体外循環装置を立案している。本研究では、実験動物犬および犬の臨床症例にハイブリッド体外循環装置を使用し、呼吸不全に対する治療効果と安全性の評価を行う。