研究課題
若手研究
生体内におけるウイルス選択的なイメージング解析や薬剤輸送は、ウイルス感染個体における病態経過の基本的理解や効率的な治療に有用であるものの、現状、ウイルスを直接標的とした手法は実現できていない。そこで、本研究では、ウイルス性感染症における治療と診断評価の一体化、すなわち「セラノスティクス(Theranostics)」の実現を最終目標とし、ウイルス特異的に結合するアプタマーを修飾したイメージング用マーカーに抗ウイルス薬を組み合わせることによって、ウイルスの体内動態を追跡可能な新規イメージング法を確立し、さらにはウイルスを直接標的とした治療法への応用に向けた基盤情報を得る。