哺乳類におけるアミノ酸飢餓応答因子GCN1の翻訳制御機構と生理学的機能の解明

• 研究課題/領域番号: 24K18052
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分43010:分子生物学関連
• 研究機関: 弘前大学
• 研究代表者: 長谷川 和輝 弘前大学, 医学研究科, 研究機関研究員 (80984070)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: GCN1 / リボソーム / 膵島β細胞

研究開始時の研究の概要

アミノ酸飢餓応答に必須のタンパク質であるGCN1は、リボソーム2分子 (disome)を認識することで翻訳異常を監視し、また細胞増殖や胎生期の成長、肝臓での脂質代謝に関わることが見いだされてきたが、その作用機序は不明である。本研究では、近位依存性ビオチン化酵素を融合したGCN1による相互作用因子の網羅的解析を行い、細胞レベルでGCN1が細胞増殖やエネルギー代謝、翻訳を制御する分子メカニズムを明らかにする。また、膵島β細胞特異的なGcn1ノックアウトマウスを作製し、表現型解析から個体レベルでの生理的役割を明らかにする。