改良RNA抽出法で検出した新規RNAの転写開始点網羅的同定と細胞内機能解析

• 研究課題/領域番号: 24K18055
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分43010:分子生物学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 藤原 奈央子 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 特任助教(常勤) (90748922)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: 新規RNA / lncRNA機能解析 / 転写開始点同定 / CRISPRiノックダウン

研究開始時の研究の概要

細胞内のRNAの一部には, 従来よく使われてきたRNA抽出法では抽出困難なものが存在する. 実際に, 難溶性RNAの抽出を可能にした改良RNA抽出法を用いると, 多数の新規難溶性RNAが検出される. しかし, これらのRNAについては, これまで未同定であったために, 機能解析を実施する上で重要となる, 遺伝子構造やRNA配列の全容といった情報を既存のデータから得ることができない. そこで, これら新規RNA分子の転写開始点を網羅的に同定し, この情報に基づいた機能阻害実験を行うことにより, 新規同定した難溶性RNAの細胞内機能を評価する.