研究課題
若手研究
晩婚化が進行する現代社会において、出生数の減少を防ぐための不妊症対策は最重要課題のひとつである。特に、着床不全は改善が困難である。着床不全や流産の原因のひとつとして、胚と母体の間の免疫寛容機構の障害が挙げられる。本研究では、胚着床を再現するオルガノイドモデルに、免疫細胞を付加することで、胎児免疫寛容を再現する in vitroモデルを創出する。これにより、胚の着床・発生機序と免疫寛容機構について理解を深め、新規の不妊治療法の開発や免疫抑制剤の創薬に寄与することを目指す。