研究課題
若手研究
臓器サイズの制御は、胚から成体まで一生を通じた課題であるが、臓器が体サイズを元に目標サイズを決め、臓器構成細胞の数や大きさを制御する機構は解明されていない。 本研究ではこの謎に挑む足掛かりとして、臓器が体サイズ変化に応答しサイズ変化を起こす際に用いるシグナルを網羅的に解明する。ゼブラフィッシュ胚の体サイズを外科的に操作し、 応答するシグナル経路を単一細胞トランスクリプトーム解析により臓器ごとに同定する。本研究は、発生学上の大きな問いに突破口を与えうるのみならず、オルガノイドのサイズ制御の点から再生医療への基礎的知見をもたらす。