研究課題
若手研究
動物の対称性は器官配置に現れる最も基本的な形質である。近年、放射相称動物を含む刺胞動物門と左右対称動物の共通祖先にはすでに左右相称性があったと示唆された。しかし、対称性が多様化する機構はまだ解明されていない。私たちはタテジマイソギンチャク(刺胞動物)において放射相称と左右相称個体の混在を発見した。本研究では、タテジマイソギンチャクを使い器官配置ルール及び分子メカニズムを明らかにする。そして放射相称と左右相称の個体の器官配置を形態・分子的に比較し、多様な対称性出現の背景を探る。