研究課題
若手研究
本研究は、代表的な温度センサーであり約40℃以上の侵害的な高温により活性化するイオンチャネルであるTRPV1(Transient Receptor Potential Vanilloid 1)を対象に、その開口温度がどの様な分子メカニズムにより決定されているのか解明をめざす。以前に実施した研究により、有尾両生類TRPV1の開口温度がアンキリンリピートドメインN端部(ARD1)の熱安定性により決定される事を明らかにした。そこで本研究では、TRPV1の開口温度を制御する普遍的なメカニズムの解明を目指すべく、より幅広い動物群を含めた比較研究を行う。