研究課題
若手研究
生物の急速な進化において表現型可塑性は重要な役割を担う。適応的な遺伝的変異は集団内に広まり固定するまでに時間がかかるのに対し、可塑性は短期間での環境応答を可能にする。そのため、可塑性は遺伝的変異が固定されるまでの間に表現型の分化を補完するのに役立つと考えられている。本研究では、光を選択圧とした植物の進化に着目し、光合成関連形質の分化における遺伝的変異および可塑性の遺伝的基盤を探索することで、可塑性の進化的役割を検証する。