研究課題
若手研究
植物の一部は接触に反応して素早く運動するが、その機能はほとんど分かっていない。モウセンゴケ属の花は接触刺激を受けて数分程で閉鎖し、植食者による胚珠の食害を低減する。この花閉鎖運動の速度には種・個体間で大きな変異があり、植食者の食害圧や利益・コストの違いを反映している可能性がある。この研究では、花閉鎖速度の変異と食害圧、利益・コストの関係を解明し、植物の素早い反応の進化生態学的意義を明らかにする。