研究課題
若手研究
パーキンソン病の病変蛋白質であるα-シヌクレイン(ASYN)がAβ凝集体の形成を介してアルツハイマー病(AD)の進行を促進する可能性が示唆されている。しかしASYNがどのようにAβ凝集を促進するのかは不明な点が多い。本研究ではAβ産生の場である初期エンドソームを制御する3つのRab分子とASYNのアグリソームに着目し、ASYNによるAD病態促進機構の解明を目指す。このために申請者らが開発した、生細胞でRab活性をリアルタイムで可視化するFRETセンサーとADモデルを活用する。Rabは様々な神経変性疾患への関与が指摘されており、本技術は広範囲の変性疾患に応用可能なツールとしての展開が期待できる。