研究課題
若手研究
感染防御や腫瘍免疫、組織修復において重要な役割を担うγδT細胞はさまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患の病態形成にも深く関与している。γδT細胞を制御することができれば疾患の治療につながることが期待できるが、未だγδT細胞の制御を基盤とした治療法確立には至っていない。申請者はノックアウトマウスの解析からButyrophilin-like9(Btnl9)が肝臓に局在するγδT細胞の制御を介して肝疾患の病態形成に関わる可能性を見出した。本研究は、肝臓におけるBtnl9の生理学的役割を明らかにするとともに、Btnl9による肝γδT細胞の制御メカニズムを分子レベルで明らかにすることを目指す。