研究課題
若手研究
申請者はMSモデル動物であるクプリゾン(CPZ)誘導脱髄モデルマウスを作製し、数十種の甲殻類サンプルをそれぞれ食餌に混ぜ経口により投与すると、或る甲殻亜門に分類される天然水産資源が脱髄の進行を抑制し、運動機能を改善させることを明らかとした。さらに、脂質網羅解析によりこの天然資源に特徴的に含まれる極長鎖不飽和脂肪酸(ULC-PUFA)が脱髄抑制およびミエリン再生メカニズムを誘導することを見出した。本研究はULC-PUFAの脱髄抑制、ミエリン再生メカニズムを解明し、ULC-PUFAをMS治療薬として応用することを目指す。