研究課題
若手研究
数十種類の食用果実を対象に調査していたところ、アセロラジュースの製造過程では廃棄されてしまう限外濾過液にエクソソーム様小胞が含有していることを応募者らは発見した。このアセロラ由来エクソソーム様小胞(AELN)の有用性を探るべく小胞分画のプロテオーム解析を行い、ミスマッチDNA修復関連因子であるMSH2に類似した新規タンパク質の存在を明らかにした。そこで、AELN 内に新規ミスマッチ修復関連因子が含有されていることを明らかにし、その機能解析を行う。また、ミスマッチ修復関連因子を内包するAELN を用いて、リンチ症モデルマウスに経口投与して結腸・直腸腫瘍形成を抑制することができるか検討する。