研究課題
若手研究
誤嚥性肺炎は、高齢化社会における重要な課題の一つであり、誤嚥性肺炎の病態に着目した治療薬や予防薬の開発が望まれる。これまでに申請者は、塩酸を経気道的に前投与することで、単独ではほとんど肺炎を起こさないごく少量の炎症生物質(LPS)でも肺炎を来たす新たなマウス誤嚥性肺炎モデルを作製した。そこで本研究では、この新たなモデルを用いて、気道の病態変化に着目して誤嚥性肺炎の病態機序解明を試みる。また、医薬品副作用データベース等を用いて予防薬・治療薬候補薬剤を探索し、本モデルに対する効果を評価することで、誤嚥性肺炎の病態に着目した予防・治療戦略の確立を目指す。