研究課題
若手研究
免疫チェックポイント阻害薬 (ICIs) による、免疫関連有害事象 (irAE) は腫瘍に対する有効性の指標となりえる一方で、様々な症状を引き起こすため、対応に苦慮する。特に大腸炎は、irAEのなかで皮膚炎についで多く発症しており、その発症リスクや効果予測因子はまだ明らかではない。本研究では、副作用データベースを利用し、大腸炎の予防/治療に寄与する可能性のある候補薬剤を網羅的に予測・解析する。また、遺伝子発現データベースを用いて腸内細菌叢の影響を明らかにする。さらに、我々が確立したICIs誘発大腸炎モデルマウスを用いて、候補薬剤の予防/治療効果や作用機序を検証する。